リハドクターKのたわごと

医学医療への雑感を書き記します

介護に関して思うこと

日本の高齢者人口(65歳以上の人口)は平成27年で3384万人、総人口の26.7%を占め、まさに超高齢社会の中にいます。そして80歳以上の人口は1000万人を超え、総人口に占める割合は7.9%だそうです。 10年以内には高齢者人口は総人口の30%を超え、そして80歳以上…

祝・ブログ開設1ヶ月

早いものでこのブログを開設して1ヶ月になりました。おかげさまでコンスタントに読んでくれる方がいらっしゃり、それなりにアクセスしていただいていることを感謝しています。 もともと医療ネタは私のfacebookに頻繁に書いていて、それなりのお褒めのお言葉…

口の中は全身を診る上での本物の『入口』である

私は普段、脳卒中や骨折による後遺症を来した患者さんを診ることが多く、このような方々がこれからどのように暮らし、どのように生きていくかをお互いに考えていく、そのためのお手伝いをする仕事をしています。 脳卒中や骨折の患者さんを診ていて思うこと。…

訓練士養成校に関して

たまには私の専門のリハビリテーションに関して書こうかな、と思います。 リハビリテーションというと、いわゆる『リハビリしてくれるスタッフ』が必要になります。 それがいわゆる理学療法士だったり、作業療法士だったり、言語聴覚士というスタッフです。 …

風邪に抗菌剤使用は控えなさいという勧告がでて嬉しい‼︎

ようやく厚生労働省が『単なる風邪や下痢に抗菌剤を安易に処方するのは控えるべき』という勧告を出してくれて嬉しい限りです‼︎ 抗菌剤って知ってますか? 昔は『抗生物質』と言っていました。『細菌』をやっつけるために開発されている薬です。 この『抗菌剤…

歯のインプラントに関して

歯のインプラントってご存知ですか? なんらかの原因で歯が欠損してしまった場合、チタンやチタン合金などの金属を歯根の代わりに顎の骨に埋め込み、人工の歯をつくるものです。 メリットは入れ歯にはない適合性の良さや周りの歯との噛み合わせがよくなるよ…

美脚に関して

美脚 なんて甘美な響きでしょう(//∇//) 世の女性は美脚に憧れ、世の男性は美脚に魅了されます。 ただ、筋肉とか骨とか診てる医者からしたら、こんな風潮が流行らなければいいのに、、、とか思ってしまいます。 まず脚を細くさせるために極度の食事制限をする…

肩こりに関して

肩こりに関してはたくさんの患者さんを診ますが、以下の写真の考え方に完全同意です^ ^ 人間は誰かに何かをやってもらわないと気が済まない動物なのかもしれません。自分で何かをするより他の人に何かをやってもらわないと治療に満足しないのです。 以下の写…

人の話を聞けない方々

最近増えたなぁと思うのは、人の話を聞けない方々。自分の言いたいことを言い放って、自分勝手にいろいろやって、何か問題がでると人のせいにする人。 仕事がら患者やその家族に病気のこと、これから想定されること、退院の見通しなど時間をかけて話をします…

講演謝礼

ある分野、とくに高血圧症とか糖尿病とかリウマチとか骨粗鬆症とか精神病薬で有名になると、製薬会社から講演依頼がたくさん来ます。 1回につき数万から10数万円。 『講演謝礼』と言われるもので、多い先生は1年間に数千万円稼ぐと言われます。別に法的に違…

医者は本当に足りないのか?

世の中は医者不足と言われ、来年度から仙台に1つ医学部が増えます。 20年前に比べ、医師免許所有者は30万人を超え、20年前に比べ30%以上増えています。 私が学生だったころ、医学部の教員にこのようなことを良く言われました。 『君らが医者になって何年か経…

禁煙外来、ダイエット外来に思う

今、市中の病院、診療所などで禁煙外来、ダイエット外来などが流行っているとのこと。 正直、それで禁煙できる人やダイエットできる人が多くなるか?といえばそんなことはないと思います。 成功率は良くて1割、ほとんどがドロップアウトだと思います。 まず…

医者の役割分担に関しての考察

私には二人の息子がいますが、顔は似ていますが性格は全く違うし、勉強や運動に関しての考え方は全く異なります。 長男はとにかくのんびりとして楽観主義。小さなことはあまり気にしません。学校の勉強はできませんが、『ある分野』に関しては、ものすごい能…

自己管理能力欠如について

まだ40代前半なのに高血圧症、糖尿病、脂質異常症にかかり、挙げ句の果てに脳出血を来した患者。幸い麻痺は軽かったので歩行はできるのですが、基礎疾患がこれだけあるにも関わらず、入院中は隠れて甘いものばかりたべていて、注意するとふてくされる。 もう…

平均寿命記録更新に思うこと

最近の調査で日本人の平均寿命がさらに記録更新したとのこと。 男性の平均寿命が80.75歳、女性の平均寿命が86.99歳とのこと。 私はいくつかの病院で働いていて、その中でいわゆる『療養病棟』と呼ばれるところでも患者さんを診ています。何年間も意識がなく…

高齢者、障害者、認知症の方の自動車運転を考える

最近、高齢者、障害者、認知症の方の車の運転による事故のニュースが頻繁に報道されています。 高齢者、障害者、認知症の患者さんに毎日接している立場として否応なく、この問題は避けて通れない。 私が住む群馬県は全国一の車王国。一家に一台ではなく、一…

長時間労働是正に思う〜医者の立場から〜

今は長時間労働=悪という風潮になっています。 電通の過労死問題がさらにそれを後押しして、その風潮はさらに強くなりました。そしてプレミアムフライデーなるものができました。 長時間労働は確かに褒められるべきものではありません。当然ながら就業時間…

後医は良医?

私は自分が医者として『絶対にしない』と決めていることが一つあります。 私は現在、急性期病院での治療を終え、リハビリテーション目的で紹介されてくる患者さんを診ていますが、その急性期で治療された先生の治療を絶対に批判して、患者さんの前では言わな…

薬物使用した麻酔科医師逮捕に関して

先日、フェンタニル(麻薬)を手術中に不正使用していた麻酔科医が逮捕されました。ニュースによると過去20回くらいフェンタニルを自分で自分に打っていたようです。 この麻酔科医が住んでいるところは群馬県太田市。私の実家のある市です。田舎なので彼に関…

『自分を平気で盛る』医者

気持ち悪いくらい正義感にあふれている医者 自分はすごく人気者だと強調している医者 やたらフェミっている医者 SNSが発達してきてから増えてきているなぁ、と思います。 患者さんの笑顔を大切にしたい、とか言っているくせに看護師からあの患者さんの診察を…

『リハビリ目的の入院』?

『あとはリハビリ次第です。』と言われて急性期病院から紹介される患者さんは多い、という話を以前書きましたが、治療上で患者さんやその家族とこじれて、めんどくさくなってリハビリテーション病院に紹介されてくる方も決して珍しくはありません。 その際に…

『連携』という言葉にひそむ危うさ

最近では『地域連携』とか『他職種連携』という言葉にがキーワードとなり、あたかもみんなでつながっていないといけないような雰囲気になっています。 でも私はこの押し付けがましい『連携』ってあまり好きではありません。なんだかその裏に薄汚れた欲望みた…

『お任せします』

患者さんやその家族に病状の説明し、治療のメリットとデメリットをお話しした後に、患者さんやその家族にどういった選択をしますか?と尋ねると、 『よくわからないので、先生にお任せします。』 という答えが多いです。 『わからないことがあったら何でも言…

へっぽこリハドクターKを支える言葉

『医者の相手は病気という理屈ではなく、患者という人間だ。』 この言葉を噛みしめることで今の自分が存在しているような気がします。

私が医者になろうとした理由 パート3

●県についた頃、熱は37.9度くらいまで下がっていた。少し体も楽にはなっていた。だけど頭はぼ~としていた。 ホテルに入り、近くのレストランで食事を済ませた後、速攻で寝た。勉強なんぞしてる余裕すらなかった。 次の日、、 朝6時に起きた。熱は37.1度まで…

私が医者になろうとした理由 パート2

私の『医者になろう計画』は無謀こそあれ、不可能ではないかも?という漠然たる思いがあった。 とにかく受験まで7カ月しかないわけで、どうしたらいいか? ひたすら反復学習をすることだと考えた。 リハビリテーションにも言えることだが、リハビリで効果を…

私が医者になろうとした理由 パート1

くわばたりえというお笑い芸人が、『100%治せないと、病院が言ったらあかんちゃう?』とテレビで発言していた、と聞いてふと自分の昔のことを思い出したので書いてみようと思います。 私の生まれ故郷は群馬県太田市。太田市と聞いてピンと来るのは、よほど車…

日本のリハビリテーション病棟の現実

今、日本ではリハビリテーションを入院で行う場合、『回復期リハビリテーション病棟』というところに入院するのがメジャーである。 脳卒中や下肢メインの骨折、肺炎や手術などにて筋力低下が著明な方が入院対象になります。 日本には数万床の回復期リハビリ…

学会に頻繁に参加する医者ってどう思う?

学会に頻繁に参加する医者ってどう思う? って一般の方に聞くと、 『勉強熱心な先生ですね。』とか 『最新の内容を取り入れる立派な人』とか そんな答えが返ってくるでしょう。 個人で開業している先生方がたくさんの学会に出られることは、自分の数少ない休…

いいリハビリテーション病院って?

最近までたくさんのリハビリテーション目的の患者さんを紹介してくれた病院からぱったりと患者さんの紹介がとまった。 『先生の病院は丁寧にリハビリテーションをしてくれて、患者さんの満足度も高いし、我々もご紹介したい病院なのですが、転院するまでの待…

リハビリテーション専門医

リハビリテーションを専門とする医者がまず目標とするものは『リハビリテーション専門医』という資格。 私も所持はしているが、特に自分に対してのメリットはない。 メリットと言えるかどうかは知らないが、今後若い医者が仮にリハビリテーションを勉強した…

せいたいや

世の中では自費整体サロンやらマッサージ屋さんが増えています。疲れている人が多いので、そのような需要が増えているのかもしれません。 中には理学療法士の資格を持っているのに、その資格を隠して整体屋をやっている人もいます。病院に勤めているよりも自…

セクハラ患者は罪にならないのか?

入院している患者さん。まともな方もいる一方、まともじゃない方も実際多いものです。そのまともじゃない中の筆頭にあげられるのが女性看護師に対するセクハラでしょう。 いつ何時も誰かしらセクハラ的な言動をしてくる人がいます。看護師のお尻を触ったり、…

私がリハ医になった理由

私の医者としてのキャリアは整形外科医として始まった。 最初の3年間はとにかく仕事を覚えることに没頭した。ほとんどが雑用だったが、雑用することが仕事を覚える第一歩だと割り切っていた。最近の若い医者は雑用をしたがらない。雑用を通していろんな業種…

『いつまで預かってもらえますか?』

入院したての患者さんの家族からこのセリフを言われると、怒りとやるせなさでとたんにやる気を失う。 『いつまで預かってもらえますか?』 = 『私たちはこのひとをみたくないのでなるべく長い時間ここにおいてください』 なのである。 一方、『どんな形であ…

『あとはリハビリ次第です。』

急性期の病院から転院してくる患者さんはこう言われてリハビリテーション専門病院にやってくる。 どう考えても今後歩けそうもない患者さんに『リハビリをすれば歩けるようになりますよ。』と無責任に言われてリハビリ病院に来る患者さんもいる。 『あとはリ…

男性医師の容姿における傾向

昨年の終わり頃、某所である研修会に参加しました。結婚式もできるような広い部屋。 研修会には数えてみて200人以上の医者が集まっていました。ほとんど男性。見た目に20代の医者が多かったかな。 不真面目な私は研修そっちのけでふと周りを見回してみて、男…

リハビリテーション医ってなに? パート2

さて前回の続き。 リハビリテーション医の三流と一流の違い。 三流のリハビリテーション医は理学療法士や作業療法士に丸投げで訓練士に患者さんのゴール設定やリハビリテーションプランを立ててもらう人。 二流のリハビリテーション医は理学療法士や作業療法…

リハビリテーション医ってなに? パート1

誰かさん:『先生のご専門はなんですか?』 わたくし:『リハビリテーションですよ。』 誰かさん:『じゃあ、患者さんをモミモミしたり電気をかけたりするんですか?』 わたくし:『そういうことをするわけではないんですけど。』 誰かさん:『それじゃあ、…