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リハドクターKのたわごと

医学医療への雑感を書き記します

リハビリテーション専門医

リハビリテーションを専門とする医者がまず目標とするものは『リハビリテーション専門医』という資格。

 

 

 

 

私も所持はしているが、特に自分に対してのメリットはない。

 

 

 

 

メリットと言えるかどうかは知らないが、今後若い医者が仮にリハビリテーションを勉強したいという気持ちになった時に、リハビリテーション研修としての場所を与えるために、『指導医』という医者が必要なのだ。『指導医』の資格を取るためにはまず『専門医』をとらなくてはいけない。だから自分自身も専門医の資格を取るときに指導医が常駐する医療機関で4年間、研修させてもらった。だから現在、自分が指導医となり若い医者が勉強できる環境を作っている。現在も一人専門医を目指している医者の指導(?)をしている。

 

 

 

 

しかし、専門医だからと言ってすごい医者というわけではない。とんでもない偽善者がたくさんいるのも確かである。

 

 

 

 

高次脳機能障害の患者さんを人間的な扱いをせずに、研究材料として論文ばかり発表している医者。

 

『研究が忙しいから患者を俺のほうに送るな。』と外来中に切れる医者。

 

 

 

日本には現在2000人程度のリハビリテーション専門医がいるが、すでに定年でほとんど働いていない医者、上記のような偽善医者、とりあえず資格だけ取っておくかという医者を除くと、リハビリテーションに本気でかかわっている専門医は600~700人くらいと思われる。都道府県でみれば1件に10人くらいしかリハビリテーションを語れる医者がいないのである。リハビリテーション科は地味な科なので後継者はなかなかできづらいのが事実である。

 

 

 

 

なにはともあれ日本のリハビリテーションを発展させるためには、患者さんの最大能力を引き出せるリハビリテーション医の養成ではないかと思われる。いわゆるリハビリテーション職として挙げられる理学療法士作業療法士言語聴覚士だけではリハビリテーションは語れない。前にも書いたが、全体をまとめる役割が必要なのである。その役割こそリハビリテーション専門医である。そういった医者が一人でも増えたらいいなあと思っている。