リハドクターKのたわごと

医学医療への雑感を書き記します

医療否定記事に思う

週刊現代週刊ポストなどはこれでもか!と言うくらい医療否定記事をトップにもってくる。

 

たぶんこういった類の記事はセンセーショナルであり、こういった記事を扱ったほうが売れ行きもいいんだろうなと思います。

 

今や出版不況。嘘を書いてでも自分の仕事を守らなきゃいけないですもの。

 

まぁ、私もたまに買ってしまっているので彼らの策略に乗っているのかもしれませんが、私の場合、実際このような記事がどのように書かれて、医療者以外の方がどのような反応をするか?を推測するために買っている感じです。

 

決して女優さんのヌード写真をみたいわけではないのでσ(^_^;)

 

たしかに『未破裂脳動脈瘤』をMRIで早期に見つけられた時には治療の考え方は人それぞれ。早めに手術で動脈瘤の破裂を予防したほうがいい、という方もいれば、やらないほうがいいという人もいる。やったことによって動脈瘤が破裂して後遺症をきたす人もいれば成功して普通の生活している人もいる。

 

逆に手術をしないことにより動脈瘤が破裂して死んでしまった人もいれば、何もなく一生を支障なく過ごす人もいるかもしれません。

 

言えることは、

 

『医療ほど不確実であるものはない』

 

ということである。

 

前にも書いたように、どんな治療にもメリットとデメリットがあります。そして思いがけない宝くじで5億円あてるより少ない確率でのトラブルもあります。

 

それらを全て自分事として患者は考え、自分で考えて選択していかなくてはいけません。

 

『◯◯してはいけない‼︎』とか

 

『△△すると死ぬ‼︎』とか

 

断定で書かれているものほど胡散臭いものはないと知っておいたほうがいいと思います。あまりにそのような情報を盲目的に受けると自分の体の健康や財産を失うことになるかもしれません。

 

それにしても『あべ静江』さんは綺麗だなぁ。f:id:bluerevolution3:20170313184043j:image