リハドクターKのたわごと

医学医療への雑感を書き記します

『生活に困ったら生活保護になればいいや!』でいいの?

某病院で久しぶりにある若いの脳出血後の患者が外来に来ました。

 

要件は『身体障害者手帳の診断書を書いてくれと。』

 

動きが悪くなり、作業効率も悪くなったので会社のほうで、障害者枠での雇用でしか雇用できないと言われたとのこと。

 

そもそもこの患者、とにかく人のいうことを聞かず、この病気になったのは暴飲暴食、浴びるように酒をのみまくっていて起こったにも関わらず、入院中から食事指導は全く聞かず好きなものをパクパク食い続け、自己管理を全くできないまま勝手に早期に退院していきました。

 

退院後も好き勝手なことをやっていて、あびるように酒は飲んでいるは好きなものを食いまくってるは、、、太ってるはろくな挨拶はしないは、、、。

 

身体障害者手帳の診断はできるけど、今のままではさらに脳出血の再発なども危惧される状態なのですが、本人は全く他人事。

 

私『こんな生活してたらまた再発するよ。そしたら働けなくなるし、下手したら寝たきりになるよ。身体障害者手帳による支援はどこから出てると思う?税金からだよ。身体障害者手帳級数がさらにあがったら税金からの支出が多くなることは自覚しないと。』

 

患者『(にたにた)』

 

私『これ以上悪くなったら生活上で収入なくなるけどどうするの?』

 

患者『まぁ、そうなったら生活保護で養ってもらいますよ。』

 

 

、、、、、、

 

 

生活保護という制度は絶対的に必要だとは思っていますが、好き勝手なことをして体を壊し、労働活動ができなくなったから生活保護を支給してもらうというのは少し違うと思います。

 

不可抗力な病気や事故で働けなくなったなどの理由ならまだしも、防げることをしっかりやった上でないと納得できないよなぁ。

 

世の中、こう言った人が多いんだろうな。なんだか税金を払うのが嫌になるよ。

 

病気にならないためにはまず食事、そして運動。私より若い人で重症な病気になる方が増えているので私もさらに運動に励みます。

 

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