リハドクターKのたわごと

医学医療への雑感を書き記します

『リハビリテーション』とは?①

皆さんは『リハビリテーション』という言葉を聞いてどのような想像をしますか?

 

 

 

痛いながらも我慢して歩く練習をしたりすること?

 

動かない手を無理やり動かして拘縮させないようにすること?

 

体に電気や超音波を当てること?

 

言葉が話せない人に対して言葉の練習をすること?

 

ご飯が食べられない人に対して食べる練習をすること?

 

確かに、これらのことは『リハビリテーション』の一部分ですが、『リハビリテーション』の全体を表すものではありません。

 

歩く練習、、、これは『理学療法』と言われます。

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手を動かして拘縮を防ぐ訓練、、、これは『作業療法』と言います。

 

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電気をあてること、、、これは『物理療法』と言います。

 

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言葉の練習をすること、、これは『言語療法』と言います。

 

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食べる練習をすること、、、これは『摂食嚥下療法』と言います。

 

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要するにわれわれが『リハビリテーション』と考えていることは、『練習』であり、『訓練』であり、『療法』なのです。

 

いつの間にか『訓練』することが『リハビリテーション』することだと考えられていて、『リハビリテーション』という言葉がなんとなく、マジックワードになっています。そして都合よく使われることが少なくありません。

 

リハビリテーション』をすることで前のようにピンピン元気になる

 

とか

 

リハビリテーション』は誰かにやってもらうもの

 

とか考えられてしまっています。

 

本当に『リハビリテーション』ってなんだろ?

次回自分なりの考えを書いてみたいと思います。