学会に頻繁に参加する医者ってどう思う?
学会に頻繁に参加する医者ってどう思う?
って一般の方に聞くと、
『勉強熱心な先生ですね。』とか
『最新の内容を取り入れる立派な人』とか
そんな答えが返ってくるでしょう。
個人で開業している先生方がたくさんの学会に出られることは、自分の数少ない休みの日を削って参加されているので尊敬に値すると思います。
でも、勤務医の場合には仮に普段の日に学会にたくさんの医者が参加していたら病院はどうなるでしょうか?
当然ながら残っている病院の医者は少なくなりますよね。
だから病院を稼働させるためには誰かが残って病院業務をする必要があるわけです。
頻繁に学会に参加する人と同僚で働いていたらどうなると思いますか?
当然ながら残された方は学会に頻繁に参加される方の分の仕事までしなくてはいけなくなるわけです。
遠い昔、ある分野で有名な方と働いていて、頻繁に学会に参加していて、残された私たちはそのかたの分まで仕事をしなくてはいけませんでした。海外学会に行ってしまうと1週間くらい帰ってこなかったりするので、たいへんでした。
やはり平日の学会参加とか研修会参加は平等にすべきだと思います。『俺は発表したり、シンポジウムにでるから』と言う理由だけで、ある人は頻繁に行き、ある人は行けないというのはいけないと思います。
学会に頻繁に行っている医者は基本的にあまり病院では働いていない、病院の仕事をなおざりにしている人でもあるとも言えますね。
そして今や学会は半ば『お祭り化』しています。本当に行くべき学会もあれば、???と言うのもあります。頻繁に遊びに行っている方も多いのではないでしょうか?